今年でおしまい?なにわの居酒屋中継「ABCフレッシュアップベースボール」

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もうすぐプロ野球開幕。心踊る時期がやって来ます。

近年プロ野球中継の中心は地上波からBSCS中心に移行しています。地上波での中継だと難しい試合開始或いは開始直前から試合終了までの中継が出来るのでファンからしたらありがたいですが、それでも仕事やプライベートの用事が忙しく見れない人や契約料が高いとCSに入らない人がいるのも事実です。そういう人が頼るのがラジオの野球中継です。
最近ではradikoプレミアムのスタートにより全国各地のナイター中継が聴けるようになっています。

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ABCフレッシュアップベースボール

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そんな野球中継をラジオで聴く人たちの楽しみな中継があります。それは大阪ABCラジオの野球中継「ABCフレッシュアップベースボール」での福本豊さんとABC楠淳生アナウンサーが実況解説のコンビを組む中継で別名「居酒屋中継」と言われています。

この福本さんの解説といえば0が並んだスコアボードを「たこ焼きみたいやな」と表現するなどいわゆる「面白い解説者」というイメージが強いと思います。

一方楠アナウンサーの実況スタイルは三者凡退を「ワンツースリーイニング」と言ったり、ホームランの実況で「なんとビックリ」と言ったりの「崩し系」のイメージが強いかもしれませんがきっちり伝えるべき事は伝える実況なので聞いていて不快になることはありません。

そんな福本&楠コンビの中継は面白い以外の言葉が浮かびません。伝説としてあるのは神宮でのヤクルト戦で雷雨で中断コールドゲームになったことがありました。この時ABCの放送席はスタンドに作った仮説の放送席で屋根がなく2人はびしょ濡れ。なおかつ福本さんが雷に悲鳴を上げたり楠さんが「もうコールドゲームでいいでしょう!」と言ったり福本さんがアロハシャツで解説をしていることを電波に乗せるなどもう抱腹絶倒の中継でした。

ちなみにこの年タイガースはオールスター戦前にマジックナンバーが付くほど独走で前半戦を終えましたが、最終的に大逆転を喫し優勝を逃し当時の岡田監督が辞任した年ですが、この時に楠アナが「中継終了時間を書いた文字が水性マジックで消えました」という結末を暗示した?実況がありました。

こんな福本さんと楠さんの居酒屋実況ですが、昨年はABCでの中継でコンビを組む事は1回もありませんでした。唯一あったのは「裏送り」と言われる北海道向けの日本ハム対オリックスの中継1回のみでした。
一時期、楠アナウンサーの実況回数自体が減っていた傾向がありましたが、ここ数年は回数が増えているにも関わらずです。これはABCの野球解説者に元タイガースの関本賢太郎さんや下柳剛さんが加わり解説者が飽和状態という側面があります。

また福本さんが70歳になり解説の回数が減ってきている面もあります。それでもコンビを組む可能性がこれから更に低くなる或いは無くなってしまう可能性があります。

それは今年の8月で楠アナウンサーが60歳になり定年となるからです。

既に楠アナウンサーの立場は委託アナウンサーという立場になっているようですが、ABCの実況アナウンサー自体が世代交代を推し進める事になると福本さんとの居酒屋コンビがもう聴けなくなってしまうかもしれません。なんとかならないかな?と思います。

確かに解説者にも実況アナウンサーにも世代交代は必要でしょう。

しかし「ベテランの味」という要素はやはり欠かせないと思います。

東京のニッポン放送では60代或いは70代のアナウンサーが実況しています。是非楠アナウンサーには定年を迎えたあとでもいつまでも実況アナウンサーとして活動してほしいですし、福本さんにもずっと面白いけど聞き応えのある解説をしていてほしいと思います。

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