慶應大加藤拓也!鉄腕アトムその魅力とは!?背番号は?※広島カープに1位指名されました!

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※広島カープに1位指名されました!

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2016年ドラフト候補慶應大学加藤拓也。スラっとしたシルエットから柔らかく投げ込む有力投手が多い中、正反対で、どっしりとした体躯から担ぐようなフォーム・馬力で投げ込むのが慶大・加藤拓也。黙々と練習に取り組み、マウンド上ではチームのためにひたすら腕を振り続ける…まさに昔気質といったエースは、今やプロが熱視線を送る存在です。プロ入りが濃厚とされる彼の魅力や特徴について、改めて纏めてみたいと思います。

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【簡単なプロフィール】

名前:加藤 拓也

出身:東京都

生年月日: 1994年12月31日

身長体重:175cm90kg

守備位置:投手(右投げ右打ち)

在籍:慶應義塾大(慶応高)

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【経歴】

小学校から地元の東京中野リトルで野球を始め、中野第八中学時は杉並シニアに所属。

高校は神奈川の名門・慶応に進学し、1年時からベンチ入り。捕手としてプレーしていましたが、秋からは投手に転向。

三宮舜(現・明治安田生命)をエースに複数の投手を擁したチームは、翌春の県大会で優勝を遂げましたが、加藤自身はまだ公式戦での登板機会には恵まれていませんでした。

2年夏は3回戦の百合丘戦で先発も、4回途中で降板。第1シードとして臨んだもののチームは次戦で敗れ、この試合が唯一の登板となりました。

新チームとなった秋季大会ではエースは舟波凌(現・慶大)が務めており、加藤は夏に続き控え投手。初めてエースナンバーを背負うことになったのは、翌春の地区予選からでした。

春季県大会4回戦・横浜隼人戦では舟波の後をうけて2回途中からマウンドに上がるも、ボークで失点。その後もリードを守れず同点に追いつかれ、延長13回に左澤優(現・横浜商科大)にサヨナラタイムリーを浴びて敗戦。

最後の3年夏は初戦で3安打完封と上々のスタートを切ると、5回戦では湘南学院を相手に11個もの四死球を与えながらも182球を投げ切り完投勝利。2日後の準々決勝・平塚学園戦では熊谷拓也(現・法政大)との投げ合いが期待されましたが、疲労から本来の出来ではなく5回途中6失点で降板。ベスト8入りも、自身初の甲子園出場は成りませんでした。

慶大に進学後は1年春からリーグ戦に出場。1年秋からは先発も務め、初先発の立教大戦で150キロをマーク。リーグ戦初勝利を含む2勝を挙げました。

2年春には法政大戦で毎回の15奪三振完封、学生球界屈指の右腕と呼び声高かった早大・有原航平(現・日本ハム)とのエース対決で1失点完投勝利、その翌日のロングリリーフで優勝を決める勝利と大活躍。慶大の6季ぶりのリーグ優勝に大きく貢献し、全日本選手権に出場。初戦の神奈川大戦で先発するも、雨天のコンディションに対応できなかった面もあったのか制球に苦しみ、6回3失点で降板。チームは加藤同様に今秋のドラフト候補となっている濱口遥大の前に11三振を喫し1得点のみの完敗。ほろ苦い全国デビューとなりました。

それでも夏には日本代表の一員としてハーレム国際大会に出場し、リリーフとして活躍。

秋のリーグ戦では自身初の負け越しも、自己最速を152キロに更新。

3年次は春秋ともに優勝を逃すも、リリーフも務めながらフル回転し1年で8勝をマーク。最速153キロ右腕としてドラフト有力候補としての評価を確かなものにしていきます。

4年生になると春先のオリオールズ・マイナーとの練習試合で先発し、4イニングで6者連続を含む11奪三振という関係者を驚かせる快投ぶり。

春季リーグ戦では明治大相手に延長10回を完封するなど、3季連続となる4勝を挙げて通算20勝を達成。

7月には東京六大学選抜メンバーとして、自身2度目のハーレム国際大会に出場。先発・リリーフ合せてチーム最多の5試合13イニングを投げて失点1自責点は0、防御率は0.00という活躍で大会の最優秀防御率賞を受賞。

大学最後のシーズンとなる今秋は東大戦でノーヒットノーランを達成。第3週まで消化した段階で、3試合に登板して2勝を挙げています。

ドラフト会議では上位指名が有力視されていますが、まずは4季ぶりのリーグ優勝へ向けてフル回転するものと思われます。

【特徴や魅力】

150キロ近い速球を試合終盤でも投げ込み、球威でねじ伏せに行くパワーピッチャーです。どんどん自分のペースで打者に立ち向かっていく、真っ向勝負を挑んでいくスタイルを貫き、延長も連投もチームのために投げ続けることはいとわないという心身の強靭さは、今の投手が中々持ち合わせていない立派な資質ではないでしょうか

剛速球と縦の変化を得意としていて気持ちも強い、実際リリーフとしての活躍も見せていることからも先発より短いイニング向きという見方もあるようです。

しかし、最終学年になってからは緩急を駆使し、相手を見ながらの投球も可能に。まだまだ先発として引き出しを増やしていることから、起用法については次の環境によって判断が分かれそうです。

【まとめと将来について】

まだまだいろんな可能性を秘めていますが、プロで言えば石毛博史や久保田智之のように、粗はあって走者は背負いながらでも持ち味の剛球でゲームを締める投手になれるのではないでしょうか。

マウンド上でひたすらに気持ちを込めて投げ込む「熱投」ぶりは、まさに昔気質の投手のような魅力があります。調子の良し悪しが結果に出やすく、とことん打ち込まれる日もあるでしょうが、その分負けても清々しいような…そういう面も加藤だからしょうがない、と思えるような投手になれるかもしれません。

常にフォームを模索し、練習にも人一倍取り組むなどあらゆる面で上手くなるための努力も怠らない姿勢の好漢。そんな彼が次のステージでどんな活躍を見せるのか、今後も期待が膨らみます。

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