ドラフト候補黒木優太!橘学苑→立正大から「今度こそプロへ」4年越しの夢掴むエース黒木の魅力とは

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※オリックスから2位指名されました!

2016年ドラフト候補黒木優太!かつて神奈川で「県内最速」と評される程の実力者ながら、プロ入りが叶わなかった右腕。その悔しさをバネに、プロが徹底マークする戦国東都屈指のエースへと成長した黒木優太について紹介したいと思います。

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【簡単なプロフィール】

名前:黒木 優太

出身:神奈川県横浜市

生年月日: 1994年8月16日

身長体重:180cm75kg

守備位置:投手(右投げ左打ち)

在籍:立正大(橘学苑高)

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【経歴】

小学校2年生から野球を始め、中学時は港北シニアでプレー。

高校は野球部創部から日が浅いながらも、石黒滉二監督のもと進境著しかった橘学苑高校に進学。2年夏までは遊撃手の控えとしてベンチ入り。2年秋の新チームになってから本格的に投手に取り組むと、メキメキと実力をつけて椎名潤(現・富士大)とともに本格派2枚看板として注目される存在に成長していきます。

同秋は県大会3回戦で立花学園と対決。校名の読みが同じというだけでなく、荒川雅樹と井草明良(現・青森大)という好投手2人を擁する所も同じという対戦でしたが、結果は橘学苑の完敗。黒木も先発としての役割が果たせませんでした。

翌春も県大会3回戦止まりと激戦区・神奈川でなかなか上位進出とはならず…。そういった戦績もあって、この時点では黒木の注目度はそこまで高いものではありませんでした。

そして最後の夏、初戦は危なげなく突破しますが、2回戦で言わずと知れた強豪・東海大相模と対戦。打線が封じられ、敗れはしたものの黒木は先発で6回3失点。最速146キロをマークするなど実力の高さを証明し、一躍県屈指の存在として認知されるようになります。

秋には自信を持ってプロ志望届を提出するも指名は無く、4年後のプロ入りを目指し大学で腕を磨くことに。

高校卒業後は東都2部の立正大に進学。1年春はリーグ戦登板無しも、同年秋から早くも先発としての地位を確立。

以降はチーム状態もあり、自身に中々勝ち星がつかず負け越すシーズンの方が多かったものの3季連続で防御率1点台と安定した成績を残します。

3年秋にはウェート増を図り、フォームに狂いが生じたことで不調に陥りますが、心身ともに立て直した4年春は4試合で4勝、防御率はただ一人0点台という圧巻の成績。チームの1部昇格も期待されましたが、ベースカバーの際に転倒、右肩亜脱臼により痛恨の最終盤での戦線離脱。結局チームの昇格は叶わず、自身も復帰に向けて調整していくことに。

迎えた今秋のリーグ戦。先日の東農大戦で延長12回1点リードという場面でマウンドに。復帰後初のリーグ戦の登板ながら150キロをマークし、スライダーを決め球に3者連続奪三振という投球で復活をアピール。本人も既に長いイニングも問題ないということで、ここから再びエースとしての活躍が期待されます。

【特徴や魅力】

今や150キロをマークする程になった速球ですが、割と球筋が纏まっており、低めにも伸びてくるという「質」の部分でも素晴らしいと思います。変化球もスライダーにチェンジアップ、カーブ、フォークなど一通りは駆使し、特にスライダー・チェンジアップといったボールは決め球としても威力を発揮できる代物です。

また野手としても鳴らしただけあって、フィールディングや牽制、クイックなど随所に機敏な身のこなしと送球の良さが見て取れます

心身の強さもあり、かなり総合力の高い投手と言えると思います。

【まとめとして将来の期待】

左足をスーッと伸ばして、ゆったりとしたフォームから強いボールを投げ込む、球持ちが良い点や投手としてトータルの能力に優れるのは涌井秀章(現・千葉ロッテ)に通じるものがあるかもしれません。ただし、彼の春までのスタイルでは、より強いボールを投げるために上半身のパワーが勝ってバランス・球筋が乱れることも散見されました。故障の期間を経て、より下半身を意識した投げ方を目指しているとのことですし、より進化した姿を今後見せてくれるのではないでしょうか。

高校で投手に本格的に取り組んでからの成長度が素晴らしく、もともとのポテンシャルだけでなく持ち前の「負けん気」の強さで取り組んできたことが大きいのでしょう。

4年越しの夢が叶うのは目前といったところ。まずは自らを育んだ大学野球ラストシーズンでどんなピッチングを見せるのか、そしてその先のドラフト指名にも注目していきたいです。

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