2016年ドラフト候補高橋昴也!U-18にも選ばれた高校BIG3の一人。高橋の魅力に迫る!

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※広島カープに2位指名されました!

夏の甲子園大会前に履正社の寺島成輝横浜高校藤平尚真とともに今年の高校生BIG3と称された高橋昂也。現状は作新学院今井達也作新学院今井達也が一つ抜けた存在だが、ドラフト上位指名が有力とされる彼の魅力や経歴を紹介します!

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簡単なプロフィール

名前:高橋 昂也

出身:埼玉県久喜市

生年月日:1998年9月27日生まれ

身長体重:181cm83kg

守備位置:投手(左投げ左打ち)

在籍高校:花咲徳栄

これまでの経歴

小学3年生で軟式野球を始め、中学では久喜シニアに所属。久喜シニアには高校でも共にプレーし、今夏はプロ注目の遊撃手として注目された岡崎大輔らも所属しており、まだ強豪とは言えなかったチームながら3年春には関東大会出場を果たしました。

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ちなみに、3年夏の北関東大会では5回コールドの試合の15個のアウト…つまり全てのアウトを奪三振という驚きの投球をしたとも。決して注目度は高くなかったようですが、当時から非凡な投手だったことがうかがえます。

その後、埼玉県の野球の名門校である花咲徳栄高校に進学。

1年秋からベンチ入りを果たすと、2年春には背番号10ながら埼玉県大会・全3試合を完投するエース格の活躍。とはいえ、この頃はまだ制球を乱して苦しい投球になることが多く、同大会では準々決勝で強豪・聖望学園相手に敗退しました。

2年夏もやはりエースナンバーではなかったものの県優勝、甲子園出場に貢献。その甲子園では埼玉大会と同様にリリーフとして3試合に登板し好投。140キロを超える剛球とフォークで打者をねじ伏せる投球に、全国の野球ファンが衝撃を受けたことでしょう。この活躍を機に、全国区の左腕として注目度が高くなりました。

新チームからは満を持して背番号1に。秋の大会では早大本庄戦で19奪三振の快投を見せるなどチームを関東大会ベスト8に導きました。

3年春にはセンバツに出場。木更津総合・早川隆久、大阪桐蔭・高山優希、常総学院・鈴木昭汰とともに大会屈指の左腕として期待されましたが、フォームを崩してしまい本来の投球からは程遠い内容。この大会、そして今夏もベスト4入りした秀岳館相手に初戦敗退という結果に終わります。

センバツ後はフォームの矯正に時間を割くも、練習での投げすぎが祟ってか背中の張りで春季大会には登板できず

その分も、と徹底的に走りこんで臨んだ今夏。埼玉大会準決勝では152キロをマークするなど更に進化した投球を見せつけ、37イニングを投げて52奪三振無失点という圧倒的な数字を残してチームを夏連覇に導きました。

甲子園では埼玉大会程のスピードではないものの、大曲工・樟南相手にいずれも完投勝利。優勝校となった作新学院には敗れたものの、劣勢の中ロングリリーフで好投を見せました。

甲子園の後は順当にU-18日本代表入りすると、アジア選手権スーパーラウンドの韓国戦で先発して8回途中1失点の好投。甲子園以上の投球内容で再びプロ側の評価も高まったようです。

高橋の魅力・能力は何か

何といっても、その剛速球が魅力です。とはいえ、「最速152キロ」と評されていただけに140キロちょっとぐらいが殆どだった甲子園での投球にはアレ?っと思った方もいたかもしれません。確かに調子のバラつきもあり、埼玉大会程の出来ではなかったのも間違いないですが、それでも打者を押し切れたのは、2年生の時に見せていたボールを押し潰すような強烈な腕の振り・リリースだけでなく鍛え上げられた分厚い下半身やより合理的になったフォームによる球質の向上が大きいと思われます。

速球さえ走れば、得意のフォーク・スライダーとのコンビネーションで奪三振の山を築くのは実証済。こうした彼の投球スタイルや度重なるピンチを強気の投球で切り抜けてきた精神力などから、やはりリリーフとしての適性が高いのではないかという評価もあるようです。

まとめ

速球派とはいえ、変化球も器用に投げ分けて制球だって今や並みの高校生ではありません。それでも、まだ調子のバラつきが大きい分、投手としての完成度・コンスタントさという点では同じくBIG3の左腕・寺島に及びません。

ただ、その分選手としての最大値や伸びしろでは高橋の方が上という声も少なくありません。また、早くから注目されながらも不調でも粘り強く投げることや下半身強化・フォームの改善といった課題を一つ一つクリアして地道な進化を続けてきたというのは大いに評価されるべきだと思います。

とてもシャイで、アイドル好きというのは今時の普通の子のようですが、とにかく真面目で野球に対し真摯に取り組んできたという性格・人間性からも将来が期待されているのは間違いないでしょう。

リリーフなら彼自身が理想の投手像に掲げる松井裕樹(楽天)のような豪快で三振を狙って奪える左腕になっていくことが期待されます。また個人的にはテークバックが小さめで投げ下ろすフォーム、速球や落ちるボールで三振を奪える左腕として飯田優也(ソフトバンク)のようなイメージも浮かびました。飯田はバリバリのドラフト1位である松井裕樹とは対照的なキャリアですが、今や工藤監督からも期待され起用されている好左腕。高橋昂也はまず上位指名は固いというのがもっぱらの評判ですが、どんな形であれ、プロの世界に入っても実直な姿勢を失わずに活躍してほしいと願ってやまない・応援したい選手です。

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