日本一を達成したが主力が流出。将来も見据えた大事なシーズン
成績:87勝53敗3分(1位)
得点:619(2位)
失点:467(1位)
得失点差:+152(2位)
1点差:21-24
ホーム:45-24-2
ロード:42-29-1
交流戦10-8
観客動員:2,078,981(5位)
最大11ゲームを跳ね返しての奇跡的な逆転優勝。日本シリーズも含めて栗山采配が冴え渡り、「大谷がいる間に日本一になる」との念願を叶えた。
今季の目標は当然連覇となるが、昨年も得失点差はソフトバンクを下回っていて、そこからバース、吉川光夫、陽岱鋼が抜けたマイナス分をいかにして埋めるかが課題になる。後半戦は戦力になっていなかった吉川はともかく、先発で結果を出した増井が抑えに戻るため、ローテーションの駒不足が心配される。有原、高梨の新人王コンビのさらなる成長や、逆輸入の村田や新外国人エスコバーにも期待がかかる。ブルペンの充実度はリーグ屈指なので、今季も早めの継投で逃げ切りを図る場面が多く見られそうだ。また、攻撃でも陽の穴は小さくはなく、少なくとも今季に限っては影響があるだろう。ただ、外野の椅子が1つ空いたことで大田や淺間の出場機会が増え、成長が促されれば数年先にプラスに働くかもしれない。
大谷はポスティングでのメジャー行きにゴーサインが出ていて、中田、増井、谷元らも今季中にFA権を得る可能性がある。現メンバーで戦えるのはおそらく最後となり、優勝を目指しながらも将来への布石も打つ1年となる。
2017年 日本ハムファイターズ シーズンメンバー一覧
監督
栗山 英樹 |
コーチ
吉井理人 | 黒木知宏 | 城石憲之 | 金子誠 |
高橋信二 | 白井一幸 | 川名慎一 | 厚澤和幸 |
田中幸雄 | 伊藤剛 | 高橋憲幸 | 林孝哉 |
小田智之 | 的場直樹 | 岩井隆之 | 紺田敏正 |
島崎毅 |
投手
大谷翔平 | 加藤貴之 | メンドーサ | 有原航平 |
増井浩俊 | 谷元圭介 | 宮西尚生 | 井口和朋 |
鍵谷陽平 | 高梨裕稔 | 白村明弘 | マーティン |
斎藤佑樹 | 石井裕也 | 浦野博司 | 上原健太 |
武田久 | 新垣勇人 | 村田透 | 榎下陽大 |
中村勝 | エスコバー | 瀬川隼郎 | 田中豊樹 |
公文克彦 | 石川直也 | 立田将太 | 屋宜照悟 |
吉田侑樹 | 上沢直之 | 堀瑞希 | 高良一輝 |
高山優希 | 玉井大翔 |
野手
近藤健介 | 大野奨太 | 杉谷拳士 | 田中賢介 |
レアード | 中田翔 | 中島卓也 | 西川遥輝 |
岡大海 | 大田泰示 | 谷口雄也 | 清水優心 |
市川友也 | 大嶋匠 | 石川亮 | 飯山裕志 |
松本剛 | 渡邉亮 | 森本龍弥 | 大累進 |
平沼将太 | 横尾俊建 | 高濱祐仁 | 太田賢吾 |
淺間大基 | 矢野謙次 | 宇佐美塁大 | 姫野優也 |
岸里亮裕 | 石井一成 | 森山恵佑 | 郡拓也 |
今井順之助 |
チームデータ
■オーナー:末沢壽一
■球団社長:竹田憲宗
■本拠地:札幌ドーム(42270人)
■事務所:札幌市豊平区羊ケ丘1
■合宿所:千葉県鎌ヶ谷市中沢459 勇翔寮、北海道札幌市東区北5条東8-2札幌合宿所
■ファーム練習場:鎌ヶ谷スタジアム
■リーグ優勝:7回(1962、1981、2006、2007、2009、2012、2016)
■日本一:3回(1962、2006、2016)
■過去5年の成績
【2012】74勝59敗11分 .556(1位)日本シリーズ敗退
【2013】64勝78敗2分 .451(6位)
【2014】73勝68敗3分 .518(3位)CSファイナルシリーズ敗退
【2015】79勝62敗2分 .560(2位)CSファーストシリーズ敗退
【2016】87勝53敗3分 .621(1位)日本一