今年3月に開催されるWBCのメンバーにタイガースの藤浪投手とドラゴンズの岡田投手が選ばれる見通しになったと日刊スポーツで報道されました。日刊によるとこれで侍ジャパン28人の内27人が決まったと伝え最後の一人には大リーグマーリンズの田沢投手を検討しているがメジャーリーグのメンバーは招集が厳しいという内容の記事もありました。確かに既に前田健太投手や上原浩治投手といったメジャーリーグ所属の選手が招集辞退しているため田沢投手も厳しい見込みはたちます。では侍ジャパン最後の一人に誰を選ぶべきか考えてみましょう。
本当の中継ぎ投手不在
2015年に開催されたプレミア12韓国との準決勝での大逆転から指摘をされたのが「本当の中継ぎ投手の不在」と言うことでした。勿論、小久保監督率いるコーチングスタッフの戦略や連係の不味さというのもありますがここでは置いておきます。
今回の侍ジャパンメンバー。日刊スポーツの取材による予想メンバーで中継ぎタイプなのはヤクルトの秋吉投手と日本ハムの宮西投手位しかいません。抑えとして投げている楽天の松井投手や以前リリーフ投手だったソフトバンクの千賀投手と日本ハム増井投手が選ばれる見通しとの事ですがやはり枚数的にもう一枚ほしいところです。
またWBCは球数制限があるので「第2先発」という通常ではない概念の選び方をしないとならず難しくなります。があくまで日刊スポーツの善そうメンバーだと左で長いイニング投げられそうな投手がそれこそ岡田投手しかしいないのです。また岡田投手自体昨年末の強化試合での使われ方を見ると第2先発での出番ではないでしょう。となると岡田投手が中継ぎだとして一番必要なのは
「第2先発が出来る左投手」
ではないのでしょうか?
となると大リーグで左投手はいないので12球団の投手の中から長いイニング投げれる左投手をピックアップするしかありません。第2先発ということなら先発ローテーションに入っている投手でないとなりません。
そこで思い浮かぶのはソフトバンクの和田投手です。彼ならWBCの経験者でありまた数多くの修羅場をくぐり抜けているだけにむずかしい第2先発の役割もきっちり果たすのではないでしょうか?勿論昨年のクライマックスシリーズ回避の要因となった肘のコンディションは心配です。もしも和田投手以外となると若手ですが阪神の岩貞投手か巨人の田口投手あるいはベイスターズの今永投手か石田投手という選択肢がありますが経験という観点でやはり和田投手が最後の一人にピッタリではないでしょうか。
※2月7日現時点で発表されている代表メンバーは以下の通り。(◎は既に発表、○は有力候補)
【投手=13】
◎増井浩俊(日本ハム)
◎宮西尚生(日本ハム)
◎菅野智之(巨人)
◎秋吉亮(ヤクルト)
◎牧田和久(西武)
◎則本昂大(楽天)
○千賀滉大(ソフトバンク)
○松井裕樹(楽天)
○石川歩(ロッテ)
○藤浪晋太郎(阪神)
○岡田俊哉(中日)
○平野佳寿(オリックス)
○武田翔太(ソフトバンク)
【捕手=3】
◎嶋基宏(楽天)
◎大野奨太(日本ハム)
○小林誠司(巨人)
【内野手=6】
◎中田翔(日本ハム)
◎菊池涼介(広島)
◎坂本勇人(巨人)
◎山田哲人(ヤクルト)
◎松田宣浩(ソフトバンク)
※田中広輔(広島)
【外野手=6】
◎内川聖一(ソフトバンク)
◎筒香嘉智(DeNA)
◎秋山翔吾(西武)
◎鈴木誠也(広島)
◎青木宣親(アストロズ)
○平田良介(中日)