2016ベストナインの発表がありカープ菊池涼介はまたもや選出ならずでした。
今季守備はもちろん打撃でも素晴らしい成績を残した菊池ですが、ベストナインは山田哲人が2年連続受賞しました。共に侍JAPANに選ばれる程ハイレベルな二人。
そこで今回はベストナインの選出方法&両氏の成績を比較してどれくらいハイレベルなのか書いていきましょう!
【選出基準&方法】
ゴールデングラブ賞同様記者による投票で決定します。なので印象によるところが大きいですね。
・投票数が同数の場合同時受賞となる。
・一人が複数ポジションの受賞もありうる。
となっておりますので、大車輪の活躍をすれば今季の大谷のように投手&指名打者でのW受賞もあるということですね。大谷の場合は規定投球回に達していませんがルール変更による特例みたいなもんです。
過去には1966年に国貞泰汎選手がセカンドとサードのW受賞があるみたいです。近代野球でW受賞は不可能でしょうが、もしあるとしたら西武浅村のファースト&セカンドでしょうか?
【菊池と山田の成績比較】
2016年セカンド部門投票数が山田が154票で菊池が114票で40票差でした。この40票差は一見大差ですが他のポジションを見てみるとかなり僅差です。
例えば捕手部門だと石原が150票で2位の巨人小林が54票と約100票差あります。3位に阪神原口が29票。いや誰やねん原口に入れた29人!贔屓が過ぎるやろ!DeNA戸柱が26票ですからね。
話が逸れましたが今季の菊池と山田の成績は以下です。
菊池 打率.315 安打数185本 本塁打13本 打点56点 盗塁13個
山田 打率.304 安打数146本 本塁打38本 打点102点 盗塁30個
こうやって見ると打率安打数で菊池が上回っているものの本塁打打点盗塁はかなりの差がありますね。
やはり山田の受賞で異論はないと言わざるを得ません。菊池が来季ベストナインを獲るには打率盗塁数を向上することができれば可能性が高まるのではないでしょうか。
歴代でも山田・菊池は上位
いやそもそも山田は歴代のセカンドでも№1と言ってもいいかもしれない選手。その山田に肉薄している菊池も同じく稀代のセカンドでしょう。
過去打てるセカンドでパッと思いつくのは横浜のローズとダイエー井口。うんどっちもかなりヤバい。山田歴代№1説は一旦保留。
ちなみに当時横浜ローズと近鉄ローズという左右の強烈助っ人がいて、ローズだけではどっちか分からないので会話やパワプロでは白ーズ・黒ーズと呼んでいたのを思い出しました。
【最後に】
原口に票入りすぎやろ!と書きましたが、ベストナインは打撃・走塁を重視して選ばれる傾向がある為打撃成績が良い原口に票が結構入っているみたいですね。
メジャーでいうシルバースラッガー賞と同じ位置と考えてよさそうです。
2016年はゴールデングラブ賞が菊池でベストナインは山田と分け合った形ですが、ファンからしてもまさにその通り!納得!という感じではないでしょうか。
どちらもまだ若いですしWBCの活躍も期待し来季またハイレベルな争いが見たいですね。