大谷翔平の165㌔はキレが無い?速球でも空振りを奪えないたった一つの理由※データから紐解く見解

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大谷の165㌔は伸びやキレがない?

どうもニーレウーロンです。今回は日ハムの大谷投手のストレートはスピードは出ているが、キレがないので空振りを奪えない!なんて記事を読みましたので熱く反論したいと思います。

記憶に新しいところでは、昨年のオールスター戦で打者鳥谷に対して162㌔を計測しました。この球はファールでした。

先日巨人戦では自己記録を更新する163㌔を打者クルーズに対して計測しましたが、この球もファールだったんです。そしてオリックス戦で糸井に164キロをセンター前安打。10/16にソフトバンク吉村と本多に165キロを計測。吉村は空振りでしたが、本多はファール。

そう、大谷のストレートは「速いが当てれるキレがない球」なんです。 中学時代の吾郎のように(※MAJOR16巻らへん参照)

ちょっと待った!!

ってことはあれかい?166㌔なら当たらないの?全球170㌔なら当たらないってこと?  その記事を書いた方やヤフコメでキレがないとコメントされていた方、プロの打者を舐めないで頂きたい。まずは次のデータを見て下さい。

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2015年のストレート空振り奪取率というデータがあります。

1位 大谷 翔平   10.2%

2位 菊池 雄星    9.7%

3位 藤浪 晋太郎   9.6%

となってます。一位なんです大谷のストレート空振り奪取率は!最速を記録した球がたまたまファールになっているだけで。

逆に考えれば9割は当てられているということなので、たまたまというよりバッターが振ればほとんど当てられます。

ここから私の思い込み&偏った思考です。

鳥谷の場合はオールスター戦なので、風潮というか空気感が全球ストレート投げます感があったりするので当てるのは比較的難しくなかったと思います。対戦結果はレフト前にヒットだったかな?

次にクルーズの場合。公式戦ですのでガチンコです。確かカウントが2ストライク1ボールと追い込まれていました。

追い込まれた時って、ストレートに対応できるタイミングで待って変化を頭に入れているというのが基本であり普通だと思います。

なのでクルーズは落ちる球を意識してはいるものの、速球派の大谷なのでストレートを強く意識していたと想像できます。

そこに163㌔が真ん中やや内よりの甘いコースにきました。結果は最初に書きましたがファールです。

一流投手でも9割当てられるというのに、ストレートを強く意識して待っていれば更に当たる確率は高くなってしまうんです。

最速を記録した球だけを見てキレがないなんて、大谷にというよりプロの打者を馬鹿にしているぜ!

まとめ

メジャーにはチャップマンという最速170㌔投手がいます。しかも左腕。とんでもない化け物で好投手ですが、それでもやっぱりガンガン打たれりしてます。

投手にとって大切なのはストレートを早く見せる為の緩急や投球モーション等の技術であり、変化球を活かす為のストレートであります。ストレートを強く意識する余り、とんでもないワンバウンドのフォークを空振りさせたりしている大谷は間違い無く歴代最高級の逸材です。

イチローのように同じ時代に生きれたことが嬉しく思う選手になる匂いがプンプンする大谷翔平にこれからも大注目です!

ありがとうございました。感想ありましたらコメントいただけると嬉しいです!

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