もう一度指名された男(松澤裕介)

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皆さんは松澤裕介という選手の名前を聞いたことはありますか?

彼は今年の育成ドラフトでジャイアンツが育成ドラフト8位で指名をした選手です。

実は松澤選手は去年の育成ドラフトでもジャイアンツから指名をされていましたが入団辞退をしたのです。

それなのにもう一度ジャイアンツは彼を指名しました。

果たしてどういう背景があるのでしょうか?

松澤選手は誉高校から朝日大学を経て四国独立リーグの香川オリーブガイナーズに入団した24歳の外野手で左投げ左打ちの外野手です。

オリーブガイナーズでは長距離砲として注目をされ2015年の育成ドラフトでジャイアンツが指名をしました。
しかし、シーズン途中に痛めた手首の手術の影響もあり結局入団辞退を選択しました。

その時ちょうどジャイアンツは野球賭博問題の渦中の中。一部の声として「松澤は野球賭博の影響でジャイアンツに嫌気をさして辞退した」という声もありましたが実際はそんなことはありませんでした。

その時に松澤選手は「来年のドラフトでもう一度指名される」という決意をして2016シーズンに望みました。

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得意のホームランはわずか2本に。

ところが2016年松澤の成績は下がりました。打率は273から253に、長距離砲として魅力のホームランは2015年の10本から僅か2本に激減。打点も43から17と半減以下に落ち込んでしまいました。

それでもジャイアンツは彼を再び育成ドラフトで指名をしました。

ジャイアンツの三井統括ディレクターは「ケガの影響もあり成績は伸び悩んだがスイング力は十分。将来はレギュラーをしょって欲しい」とコメントをしています。

松澤選手本人は「外野手は打ててなんぼ。早く力をつけて一軍定着出来る選手になりたい」と力強い抱負を述べました。

因みに昨年育成ドラフトで指名された際のジャイアンツのスカウトは「長打力がありスイングが力強く可能性がある。肩も強くまとまっている。もう少し確実性が上がればチャンスがある」とコメントしています。

このように松澤選手の武器は力強いスイングからのバッティングです。

「ジャイアンツは三軍を機能させる為に数を指名しただけだろ?」という穿った見方もあるでしょうがそれでも一度やむを得ない事案とはいえ入団を断られた選手をもう一度指名する点にジャイアンツが松澤選手を評価しているのは明らかです。

既に24歳という年齢からみてルーキーとはいえ時間はありません。まずは早期の支配下登録目指して持ち前のスイングで頑張ってもらいたいと思います。

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