昨年日本ハムに世紀の大逆転を許し、クライマックスシリーズでも返り討ちにあったソフトバンク。
今年は1ダホーをキャッチフレーズにリーグ優勝と日本一を目指しています。
ドラフトで最大の目玉だった田中正義を獲得し、またロッテの主砲デスパイネも獲得するなど昨年のリベンジにチーム全体が向かっていますが、やはり既存戦力の活躍が大事になってきます。
その中で近年不振で今年に懸ける選手が多いのがホークスのピッチャー陣です。
注目は大型契約最終年の怪物松坂大輔投手に集まっていますが、他にもホークスのピッチャーで今年に復活を懸ける選手がいるのでご紹介しましょう。
攝津正
生まれ: 秋田県 秋田市
身長: 181 cm
推定年俸: 4億円 (2017年)
まずは何といってもエース攝津正投手。ここ2年苦しんでいます。これには2015年に就任した工藤監督との関係が指摘されています。工藤監督が投手陣に課している厳しいトレーニングや攝津投手の調整に対して工藤監督がよく思っていない等と言われていますが、それならば昨年の開幕投手を攝津投手に任せないと思います。特に工藤監督は「同じ状況なら若手より実績あるベテランを使う。若手はそれ以上の結果を出さないとダメ」と時には公言しています。ですから状態さえ整えば工藤監督のスタンスなら近年のドラフト1位で先発ローテーション入りを目指す田中投手や高橋純平投手や松本裕樹投手より攝津投手が選ばれるはずです。特に今年はWBCがありホークスからは武田投手と千賀投手、更にはオランダ代表でバンデンハーグ投手が開幕直前までホークスを離れることから状態次第では開幕ローテーションから外れることもありえます。
工藤監督も最初はWBC組は投げさせないかもと話しているのも攝津投手には追い風になるでしょう。攝津投手は「投げれるなら中継ぎでも」と話しています。確かに最初は中継ぎでのプロ野球人生ですがやはり攝津投手は先発が似合うのです。今年は攝津投手のリベンジに期待です。
大隣憲司
生まれ: 京都府 南区
体重: 85 kg
身長: 175 cm
推定年俸: 5500万円 (2017年)
もう1人甦ってほしいホークスのピッチャーは左のエース大隣憲司投手です。
大隣投手は黄色靭帯骨化症という難病と付き合わないといけません。この病気はいつ再発するか分からないのでなかなか厳しいものがあります。
しかし2014年オリックスとの実質の優勝決定戦でのピッチングや日本ハムに逆王手を掛けられたクライマックスシリーズでの鬼気迫るピッチング等ホークスの節目には大隣投手の姿がありました。
大隣投手は「今年ダメなら最後のつもりで」と話しています。
若い投手が多いホークスですがまだまだ左の先発投手は大隣投手に頼らないとダメなんです。和田投手がいつまで出来るか分かりませんし、若手は左が不足しているからです。今ホークスのには球の速さと勢いで抑える投手が多いですが、大隣投手のようなテクニックのあるピッチャーがいれば鬼に金棒です。幸いここまでは順調に調整ができているようなので期待できると思います。
まとめ
今ホークスには若くて粋のいいピッチャーがどんどん増えていますが、若ければいいという事ではありません。スピードあるストレートが投げれたら良いという事でもありません。
今回は2人の復活を期待したいピッチャーを挙げました。大隣投手のように故障から復活を目指す投手もいれば攝津投手のようにちょっとしたことからスランプに陥ってしまうなどプロ野球の世界は本当に厳しいものがあります。
だからといってすぐに切り捨てるような事があってはいけませんよね。そういう方向に進むためにもベテランの復活をが必要です。それが若手にも伝染してホークスがより強くなることを期待しています。