松坂世代も現役は残り25人。そのうちの1人、杉内俊哉(36)は今・・・

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1980年に生まれ、日本プロ野球界に旋風を起こした松坂大輔投手(2017年現在、福岡ソフトバンクホークス)。その松坂大輔投手と同い年のプロ野球選手も多々存在しています。96人いた、いわゆる「松坂世代」も、今では69人が引退し、残っているのはわずか25人です。
2001年に三菱重工長崎からドラフト指名第3巡で、福岡ダイエーホークスに入団した杉内俊哉も、「松坂世代」の1人です。2012年にFA権を行使して読売ジャイアンツに移籍し、昨季でプロ野球15年目を終えました。杉内投手も現在は36歳とベテランの域に達し、15年目は一軍登板なし・・・しかもその前年には、年齢のせいで思うように体が動かなったのか、もともと痛めていた股関節が悪化し、手術に踏み切るに至ったのです。

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~杉内俊哉の全盛期~

杉内投手は1980年10月30日に福岡県大野城市で生まれ、身長175cmと少々小柄。左投左打ですが、利き手は右です。1998年に夏の甲子園に出場したときは鹿児島実業高等学校(通称:鹿実)に在籍していて、1回戦で八戸工業大学第一高校との試合でノーヒットノーランを達成したことで、一躍注目を浴びる投手となっていました。その時の映像がこちら。


さらに2回戦で、松坂大輔投手を武器としている横浜高校と試合中盤まで手に汗握る投手戦を繰り広げたものの、松坂投手に一発を浴びて勝利には至らなかったが、素晴らしいピッチングを披露。その映像はこちら。

その後、三菱重工長崎で社会人野球を経験し、2001年、念願のプロ野球選手となりました。同期には寺原隼人投手(福岡ソフトバンクホークス)や井出正太郎選手(今年、横浜DeNAベイスターズを引退)がいます。4年目には18勝4敗という好成績で最多勝・最優秀防御率・沢村賞のタイトルを獲得し、MVPにも選出されました。2007年以降は4年連続で2桁勝利をマークするなど、「左投手のエースナンバーは47」と言われるほどの成長ぶりを見せたのです。2012年、以前ソフトバンクの経営者側と契約更改の場で揉めていたことが原因で、FA権を行使。巨人が透かさず契約交渉に乗り出し、巨人の一員として、年俸5億円(推定)で歴史ある背番号「18」を背負うことになりました。

~苦悩の日々が続く巨人での投手生活~

元「18」の桑田真澄氏らにも太鼓判を押され、期待されて入った杉内投手でしたが、2015年の広島戦では初回に10点を奪われるという歴史的な大炎上に始まり、なかなか思うような成績をあげられず、同年10月には股関節の手術を受けました。年俸も1/10の5000万円で契約更改。今季はプロ15年目にして初めて1軍での登板0という厳しい現状になっています。 

2017年のシーズンも年俸5000万円維持で契約更新した杉内投手ですが、2016年12月2日の交渉時に「昨年は手術をして、今年は投げられないのは織り込み済みだったので、来年にかけている期待を含めて、ということを(球団から)言ってもらえた」とすっきりした表情で語りました(「東スポWeb」より)。

状態を向上させるためにも、今までとは違うのだという意識をもって、一時は新たな変化球を覚えたり、秋季キャンプで直球の感覚を戻したり、開幕から完全復帰できる手応えをつかんだ様子でした。 通算200勝まであと58勝。なんとか現役を続けてその大記録を達成したいと考えている背番号18でした。

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