阪神タイガース2016年のドラフト予想!ドラフトでも「超変革」か!?※大山悠輔を獲得しました!

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※大山悠輔の交渉権獲得しました!

「超変革」元年はBクラスも、一気に若返りが進む阪神タイガース。数年後の結実を見据えたドラフトとすることができるか!?

金本新監督のもと、「超変革」を掲げて戦い抜いた阪神タイガース。最下位も危ぶまれる状況から最後に7連勝を挙げたものの、大きな借金を抱えペナント順位は最終的に4位に終わりました。しかし、世代交代・若手育成が中々進んでいなかったチームは間違いなく変わってきています。明るい未来へ繋げる第一歩となった今シーズンを踏まえて、どんなドラフトを展開していくのかを考えてみたいと思います。

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【補強ポイント・戦略】

今年の阪神はドラフト1位ルーキー・髙山俊や支配下復帰から一気に飛躍を遂げた原口文仁ら若い野手が続々と台頭。首脳陣が積極的に起用した中で、これからに期待できるというところを大いに示しました。

そんな若手野手の台頭の中でも特に野球ファンの中で印象的だったのが、永く遊撃手として出場を続けていた鳥谷敬に代わる北條史也の活躍でしょう。北條が遊撃に起用され、奮闘したことである程度「ポスト鳥谷」には目途が立ったという見方が増えています。

そのため、今年のドラフトでは当初は大学球界屈指の遊撃手・吉川尚輝(中京学院大)の最上位指名も取り沙汰されていましたが、今では「ポスト鳥谷」の指名は最優先事項とはなっていないようです。ただし、北條一人に全てを期待するのは酷ですし、他にチーム内で候補が居並ぶという訳でもないことを考えれば、次点であっても指名しておきたいところです。

では、今は何が最優先なのかと言えばズバリ「投手」です。若手野手に明るい兆しが見えてきた中で、投手陣はというと大きく飛躍を遂げたといえるのは岩貞祐太ぐらい。今季もベテランや助っ人頼みの感が強い状況は変わらずでした。来季以降、能見篤史や岩田稔、藤川球児を先発として計算するのは難しく、手薄な左のリリーフ要員として岩崎優を配置転換するプランも実現すれば先発で実績のある投手はかなり限られてきます。

そういった状況でカギを握るのは、エースとして更なる進化が期待された藤浪晋太郎の巻き返し。そのため今ドラフトでは、純粋な戦力補強だけではなく藤浪晋太郎の発奮を促す意味でもレベルの高い即戦力投手の獲得が重要といえます。

あくまで、最上位での指名として即戦力として期待度の高い選手・これからのチームを担っていく選手を、それ以下では決して短期的な視点ではなく先々の「超変革」が完成する時を見据えた指名でも良いのではないでしょうか。昨年のドラフトでも竹安大知、望月淳志と将来性を重視した投手指名を行いましたが、同じ路線でも良いかもしれません。

ただ、欲を言えば投手の中でも「左腕」も指名しておきたいところです。前記の能見や岩田は年齢的な衰えが出てきていますし、リリーフでも高宮や髙橋聡文も若くはない、また複数の左腕が戦力外となっていることも考えれば最低でも1人は加えておきたいところです。

また投手・野手ともに今年も金本監督の意向・選定も大きく影響しそうです。昨年の竹安や青柳、板山のように決して注目度・知名度が高いとは言えない選手であっても、金本監督の眼鏡にかなって思い切って指名することになるかもしれません。

 【マークしている選手】

<1位候補:即戦力投手>

田中正義  投手  右投げ右打ち 創価大

佐々木千隼 投手  右投げ右打ち 桜美林大

寺島成輝  投手  左投げ左打ち 履正社

即戦力投手として田中・佐々木の両投手が1位指名の有力候補となっています。両者ともに他球団との競合の可能性も高いですが、藤浪とともにチームを支えていける可能性を秘めているといえます

あくまで即戦力としての期待度からすれば大学生の2投手ということになりますが、お膝元に高校生№1サウスポーがいるということも事実。高校生の域ではなく早くから1軍戦力として臨める実力を持つ、チームに特に必要な先発タイプの左腕、そして甲子園のスターといったことを考えれば、むしろ寺島でいいのでは?とも思ってしまいますが…。

<上位指名候補:遊撃手>

吉川尚輝  内野手 右投げ左打ち 中京学院大

京田陽太  内野手 右投げ左打ち 日本大

石井一成  内野手 右投げ左打ち 早稲田大

源田壮亮  内野手 右投げ左打ち トヨタ自動車

上3名はいずれも、大学球界を代表する遊撃手です。夏までは吉川への評価が高かったものの、北條のブレークとともにややトーンダウン。ここに来て、京田を評価する声も増えてきました。最上位は投手を指名する方針から、2位での指名ができれば…といったところかもしれません。

源田についても度々名前が挙がっています。大学時から注目されていた遊撃手で、打撃に関しては社会人でも下位を打つなど突出していないものの、走塁守備に関してはプロで十分勝負できるとも。

<その他:リリーフ候補>

小林慶祐  投手  右投げ右打ち 日本生命

酒居知史  投手  右投げ右打ち 大阪ガス

加藤拓也  投手  右投げ右打ち 慶応義塾大

田村伊知郎 投手  右投げ左打ち 立教大

先発としてだけでなく、リリーフとしても期待できる投手をリストアップしているようです。ベテランの福原忍や安藤優也らに続く存在が確立できず、助っ人頼みになった救援陣だけに、早速タフな活躍が求められそうです。小林は縦の変化を得意としており、短いイニングなら力でも押し切れるタイプ。酒居も評価を下げた感はありますが、今年の社会人候補の中で即戦力候補としては外せない存在です。加藤はまさに無事之名馬という鉄腕でリリーフ経験もありますし、田村も大学日本代表の抑え役を経験しています。上位指名でなければ難しい選手もいるように思いますが、どういった位置づけで狙っていくのでしょうか。

<その他:投手>

畠世周   投手  右投げ右打ち 近畿大

才木浩人  投手  右投げ右打ち 須磨翔風

堀瑞輝   投手  左投げ左打ち 広島新庄

畠は今年の関西の大学生投手では特にプロが期待していた本格派右腕ですが、春は不調で秋も1試合に投げて離脱中。即戦力としてよりも、資質の高さを買っての指名があり得るかもしれませんが果たして…

才木も長身細身で将来性の高さを評価されている投手です。全国的には無名ですが、上位指名もあり得るとは阪神スカウトのコメント。情報戦というところもありますが、実際に指名されるのでしょうか。

そして、甲子園・国体でも更に評価を上げた堀についても要マークしているようです。プロではリリーフで、という声も聞かれますが、まず阪神にいないタイプの左腕ということで貴重な存在でしょう。

<その他:野手>

大山悠輔  内野手 右投げ右打ち 白鴎大

細川成也  外野手 右投げ右打ち 明秀日立

大山は大学日本代表の4番を務めたスラッガーで、阪神が固定できているとは言えない三塁手。

細川は投手として140キロ台を投げ込む強肩、高校通算63弾の長打力が魅力。稀少な右の大砲候補であるとともに、在籍している明秀日立は金本監督の大学時代の先輩・金沢成奉氏が監督を務めているということで「縁」もあるかもしれません。

【最後に】

戦力の見定め・若手登用ということで数多くの選手が起用された今季に続き、来季も新人であっても早くから1軍で出場するチャンスがありそうです。

そんなチャンスをモノにしながら、「超変革」の象徴となれるような選手が指名されるかもしれない、そんな今年の阪神のドラフトは要注目です。

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