【社会人】大リーグ球団と契約のパナソニック吉川投手 資格剥奪処分へ

社会人野球・パナソニックの吉川峻平投手が選手登録をしたままプロ球団と契約することを禁じた規程に違反して大リーグの球団と契約していたことについて、日本野球連盟は除名にあたる「登録資格剥奪」の処分とする方針を決めました。

パナソニックに所属する23歳の吉川投手は、ことしのドラフトの上位候補に挙がっていた本格派のピッチャーで、ジャカルタアジア大会の日本代表にも選ばれていました。

しかし、社会人野球でプレーしながら大リーグのダイヤモンドバックスと契約交渉を進め、８月10日付けですでにマイナー契約を結んでいたことが明らかになり、大会直前に代表を辞退しました。

これについて社会人野球などを統括する日本野球連盟は４日、会長をトップとする倫理審査室を開き、７月の都市対抗野球が終わるまでプロ球団と交渉することや、社会人野球の選手登録をしたままプロ球団と契約することを禁じた連盟の規程に違反したとして、吉川投手を除名にあたる「登録資格剥奪」の処分とする方針を決めました。

処分は今後、連盟の理事会の承認を経て正式に決定するということで、吉川投手は今後一切、社会人野球ではプレーすることができなくなります。

また、吉川投手から大リーグ球団との交渉について報告を受けていたパナソニック野球部の部長についても、連盟は一定期間の「登録資格停止」の処分とする方針です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180905/k10011609401000.html