プロ野球でよく聞く「ネズミ除去手術」って何?※ネズミ先輩は肘・膝・足首にも現れます。

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中日の小笠原投手が「ネズミ除去手術」を2016年オフに行うということで、そもそもネズミと言われているものが何か。手術方法は何か。そして完治までどれくらいかかるのか。ネズミの危険は野球選手だけじゃないので最後までお読み下さい。

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「ネズミ」=遊離軟骨

遊離軟骨とは骨や関節の一部が剥がれ落ちたものです。その遊離軟骨が関節内をふらふらと動き回ることから「ネズミ」と例えられているということです。

ではこのネズミ何が問題なのか。痛みが出ない人もいてますが、大体の人に痛みが出ます!去年SBの今宮選手もオフに手術しましたが、悪化すると寝られない程の痛みが出る人もいてます。なのでオフの間に取り除いちゃおう!というわけです。

阪神の高山もネズミ持ちか?

今シーズン素晴らしい活躍を見せた高山選手ですが、夏ごろにある日突然スタメンを外れました。その時金本監督が「肘がロックしたみたいで休ませました」とコメントしています。

肘がロック?内田裕也以外で肘までロックする人なんていないでしょう。どういうことかと言うと、ネズミが動き回り関節にピタッと挟まると関節が動かなくなります。金縛り級に動かないみたいです。そしてネズミがまた動いたら何事もなかったようにまた動きます。

このことからもしかしたら高山もネズミ持ちで手術する可能性が考えれます。

クリーニング手術で除去

ネズミ除去にはクリーニング手術を行うのが一般的です。クリーニング手術とは内視鏡を用いて摘出する手術です。成功率はほぼ100パーセントで1~2時間くらいでちゃちゃっと終わります。

トレーニング再開できるまでの期間は約2か月

肘の手術ってダルビッシュみたいに1年半投げられないんじゃね?と思われる方もいてるかもしれませんが、ネズミ除去は上に書いたように軽度です。なので2か月くらいで完治すると言われており、11月に手術して2月のキャンプに間に合いますのでシーズン開幕時には問題ないでしょう。

ちなみにダルビッシュが受けた手術はこれまた有名「トミージョン手術」で肘の靭帯を切除して他の健常な腱(けん)を移植するというクレイジーな手術です。

報道で肘を手術!って出るとマジかよ!!と思いますが、ネズミなのかトミージョンなのかで天地の差があります。オリックス金子やロッテ涌井もネズミ除去経験者なので、ネズミが絶望的な故障ではないとお分かり頂けると思います。とは言え体にメスを入れるので感覚のズレや再発の恐れなどリスクが付きまとうことも事実です。

肘だけじゃない!膝や足首にもネズミ先輩は登場します

主にニュースになるのが野球選手の肘手術ですが、ネズミは膝や足首にもできます。時にサッカー選手は足首にネズミ発症の危険が高いです。バスケットやバレーだと膝です。

手術には大体20万円前後の費用がかかりますのでプロスポーツ選手なら手術しますが、草野球プレイヤーの私は完全放置です。ネズミとの共存。

【最後に】

今回中日の小笠原選手がネズミ除去を受けるということで改めてネズミについて書かせて頂きましたが、野球界はよく別名をつけたり業界用語的なのが多いです。

ダブルプレーの事を「ゲット ツーアウト」で「ゲッツー」とか。しかもゲッツーは1塁にランナーがいて内野ゴロでダブルプレーの時にしか使いません。

違った形で一気にツーアウト取った時はダブルプレーと言います。うーん深い野球用語。

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