侍JAPANのキーマンはこの選手だ

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WBCが始まりました。
侍JAPANは第2ラウンドへ進出し、オランダ、キューバに勝ち、5連勝という成績です。
これで同じ第2ラウンドのグループにいるイスラエルに勝利すれば、アメリカで行われる決勝ラウンドへ進出となります。
侍JAPANで注目の選手はたくさんいます。12球団から集まる精鋭においては、注目の選手を決めるのは難しいところではありますが、私が1人注目の選手を挙げるとすれば、ジャイアンツの小林選手ではないでしょうか。
ジャイアンツの正捕手として、2016年のシーズンに臨みましたが、これまでのジャイアンツの正捕手であった阿部選手の穴を埋めるまでの活躍はできず、ジャイアンツもシーズン2位という成績で、さらにクライマックスシリーズで3位のDeNAに敗れるという失態をしてしまいました。私もジャイアンツファンの1人としては、敗因はキャッチャーにあると考えており、シーズオンオフには2017年シーズンにおいて阿部選手のキャッチャー復帰を待望していました。
そんな状況の中、小林選手が自ら阿部選手に弟子入りし、シーズンオフには阿部選手とともにマンツーマンで自主トレに臨みました。
自主トレ前には頭をまるめ、気合をいれて臨んだと思います。
自主トレでは、キャッチャーの帝王学をみっちりと学び、ノートもしっかりと記録したということも聞いています。
そして自主トレ後の小林選手の顔つきは、これまで見たことのないくらい凛々しい顔となり、自信にみなぎった姿を見せてくれました。
正直、侍JAPANのキャッチャーとして選ばれた小林選手に対し、下馬評では経験も浅く、活躍しないのではないか、と思われていた方もたくさんいらっしゃったはずです。
私も正直そうでした。そして、侍JAPANのキャッチャーとして活躍が期待されていた楽天の嶋選手が、怪我による離脱という最悪な状況となりました。
侍JAPANとしては大変痛いものであったですし、侍JAPANの命運を分ける嶋選手の離脱には予選敗退もありうるという情報もあったようです。
そんな状況において、小林選手も侍JAPANのキャッチャーを担う選手として、相当悩んでいたと思います。
そしてWBCの予選ラウンド前の練習試合では小林選手がバントを失敗するなど、不甲斐ないプレーが続き、WBCの熱がトーンダウンしたこともありました。
このような不安な状況の中、WBCが開幕しました。
ただ、いざ蓋を開けてみると、小林選手がラッキーボーイ的な活躍で、侍JAPANのピッチャー、及び打線でも要所要所でヒット、タイムリー、ホームランを打つ活躍です。
そして本業のキャッチャーのリードで圧巻であったのは2戦目です。ジャイアンツの菅野投手から交代した中日の岡田投手の、ピッチングの力を引き出したのは、まさに小林選手ではないでしょうか。緊張でストライクが入らず、腕の振りも悪い岡田投手に対し、2ボールから絶妙なタイミングでタイムをかけ、励ました姿に対し、これまでのシーズン中にない行動をみることができました。まさにこの絶妙なタイミングは、ジャイアンツを長年引っ張り、また侍JAPANでも活躍した阿部選手の帝王学によるものではないかと思います。この小林選手の絶妙なタイミングでとったタイムをきっかけに、岡田投手は息を吹き返し、ダブルプレーでピンチをしのぎました。
この小林選手の活躍は、私はWBC予選ラウンド2戦目のMVPであると思います。
小林選手も自信をもって投手の球を受けている姿については、侍JAPANの投手も信頼をして投げている雰囲気があります。
下馬評を覆す活躍ぶりは侍JAPANのキャッチャーとしてなくてはならない存在になりました。
短期決戦ではラッキーボーイ的な選手が出てくるチームが強いとされていますが、まさに小林選手は今のWBCでのラッキーボーイの存在であると思います。
決勝ラウンドでも勝ちまくり、世界一奪還をしてほしいと思っています。

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