ロッテ肘井竜蔵!北条高校という全くの無名校から捕手としてプロ入り。何かが凄いに違いない!

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ロッテ肘井竜蔵背番号69!兵庫県・北条高校出身。初戦敗退も多々あるという無名の県立高校からプロ入りを果たしたのがこの男肘井竜蔵。華々しい経歴・注目度の選手達の陰で育成選手として入団も、早々に支配下登録・1軍デビューを勝ち取り、昨年の顔面死球による大怪我を経て一層逞しさを増している不屈の男です。そんな彼について、今回は纏めてみました。

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【簡単なプロフィール】

名前:肘井 竜蔵

出身:兵庫県加東市

生年月日:1995年11月13日生まれ(20歳)

身長体重:182cm88kg

守備位置:外野手(右投げ左打ち)

出身校:北条高

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【経歴プロ入り前】

小学校から野球を始め、河合中では軟式野球部に所属。3年夏には全日本少年軟式野球大会に出場しました。

県立高校の北条高に進学すると、早速一塁手としてレギュラー入りし、夏の大会に3番・一塁手で出場。高校最初の夏は自身は無安打、チームもサヨナラ負けし1回戦敗退に終わります。

同年秋の大会も初戦敗退、更には4番として臨んだ2年夏も無安打、チームも延長の末に2年連続となるサヨナラでの初戦敗退。

2年秋からは4番に加え捕手・主将を務め、チームを牽引。初戦敗退が当たり前、依然部員数も少ないという状況だった同校ですが、秋季県大会では初のベスト4入りを果たします。同年冬には報徳学園の乾陽平(現・明治大)や松谷竜暉(現・筑波大)、勝岡静也(現・関西大)らとともに兵庫県選抜の一員として台湾遠征に参加。

北条高は秋季大会の結果も踏まえて、県の21世紀枠候補に推薦されましたが翌春のセンバツ出場はならず…。

最後の夏は初戦で三塁打2本を放つも、次戦では無安打に終わりチームも敗退。

秋のベスト4が最高、決して全国的な注目を集めたチームでもありませんでしたが、肘井については高校通算46本塁打の強打の捕手としてスカウトがマークしていました。

そして3年秋のドラフト会議、育成ドラフト1位で千葉ロッテに指名され、同校初のプロ野球選手として新たなスタートを切りました。

【経歴プロ入り後】

1年目は2軍で奮闘し、60試合に出場して打率.253という成績。外野手としての出場数が捕手としての出場を大きく上回り、持ち味の打撃がクローズアップされていくように。秋季キャンプでも一軍キャンプに帯同し、翌年の飛躍が期待されました。

迎えた2年目はキャンプの紅白戦からアピールに成功し、見事に育成契約から支配下登録選手に。オープン戦でも引き続き見せ場を作り、自身初の開幕1軍スタートを勝ち取ります。

本拠地の開幕カード・日本ハムとの3回戦で初スタメン、プロ初安打・初打点を記録しながら二塁打2本を放つ活躍を見せ、一躍注目を浴びるように。

1軍定着とはならずも、最終的に1軍で6試合に出場。育成選手として指名されて高卒2年目ということを考えれば、異例のスピード出世でした。ところが、同年9月の2軍西武戦で顔面死球を受けて病院へ緊急搬送。鼻骨と篩骨(頭蓋骨の一部)を骨折し、2度の修復手術を経験。1カ月の入院を余儀なくされ、シーズンを終えました。

それでも、顔にボルトは埋め込んだまま、手術痕を残しながらという状態でもいち早くグラウンドへという想いで3年目の今季を迎えました。

開幕1軍はならず、6月に昇格も結果が出せないなど、今シーズンの殆どを2軍で過ごしています。それでも、2軍では9月末時点でチーム2位の打率(.279)、同2位の本塁打数(11本)、同1位の打点(61打点)をマークするなど3部門ともにリーグでも上位の数字。一軍に近い選手という立場から、虎視眈々とチャンスをうかがっています。

【特徴や魅力】

練習とはいえ、140m級の場外弾を放つなど類まれなパンチ力の持ち主です。その打力をウリに、プロでは外野手として勝負。もともと捕手として鳴らした強肩、判断力を活かした守備でもアピールしています。

また肘井といえば、とにかく物怖じせずに向かっていく、元気では負けないという表向きのエネルギーを発散できる選手です。その明るさから早くから首脳陣やチームメート、ファンに愛される存在になっています。

【まとめと今後の期待】

好打者タイプの選手が多いチームの中で、貴重な長距離砲として将来の主軸を担うことが期待されます。

入団時の構想のように、大型の打てる捕手というロマンもありますが、若い捕手が1軍で腕を競い合っているチーム事情も含め、やはり外野手としての大成が望まれます。

中々過去を振り返っても左のスラッガーというのはチームにはいなかった存在。こういう選手にという具体像は上げにくいですが、夢はでっかく「ゴジラ」松井秀喜と思うファンも少なくないのではないでしょうか。

無名校から・育成から這い上がり、大怪我を経て再起を目指す不屈の闘志や周囲を明るくするキャラは彼ならでは。そんな魅力も持った彼が、正真正銘チームの顔になっていくのが楽しみです。

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