今シーズン大ブレークした選手と言えば広島カープ鈴木誠也ではないでしょうか。2016年広島カープ優勝の原動力として大活躍していますが、カープファンからは既に前田智徳の背番号1を継ぐのは鈴木しかいない!(現在は51番)とまで言われている選手。鈴木誠也の魅力能力とは一体なんなのか。過去の経歴など合わせてご紹介します。
簡単なプロフィール
鈴木誠也(すずき せいや)
背番号:51
外野手
身長:181センチ
体重:87キロ
血液型:A型
投打:右投げ右打ち
ドラフト年:2012年(ドラフト2位)
二松学舎大学付属高校出身
【経歴】
東京都荒川区出身の鈴木誠也選手は小学生から野球を始め、荒川リトルに入団、その後中学生では荒川シニアチームに所属しました。
さらにその後、二松学舎大学付属高校に進学し、1年生から同高校のエースに君臨します。3年間はエースとして活躍しましたが、甲子園への出場経験はなく、東東京大会では最高でベスト4止まりで世間に注目される程の活躍や成績を残しているわけではありません。ただ、高校時代で地力をつけ、大きなフォームで投げるストーレートは最速148キロをマーク。打者としても高校通算43本のホームランを打っています。
この活躍がプロのスカウト陣の目に止まり、2012年のドラフト会議で広島東洋カープに内野手として2位指名を受け入団しました。
当時の契約金は6,000万円で年俸は推定で600万円です。
2013年のキャンプから頭角を現し、首脳陣から高い評価を受けていたものの、その年はまだ育成期間としてシーズンは2軍からのスタートでした。
ウエスタン・リーグでは打率.281をマークし、2013年のシーズン終盤に1軍デビューを飾ります。
2015年の昨シーズンは1軍にほぼ定着し、自己最多の97試合に出場し最終成績は打率.275、本塁打5本、打点25、盗塁6という高卒野手として今後の大きな成長を予感させるシーズンとなりました。
2016年の今シーズンの開幕1軍・レギュラー定着を目指しましたが、春季キャンプでは右足を痛め開幕1軍は果たせなかったものの、4月初旬に1軍復帰を果たしました。
そして今シーズンの成績は昨シーズンの成績を大きく超え、2016年9月6日現在の成績は114試合に出場し打率は.335、本塁打24本、打点85、盗塁15、得点圏打率は.362と、走攻守そろった成績でカープ優勝の大きな原動力となっています。
そして世に鈴木誠也の名前が更に広まったのが今シーズンの交流戦での2試合連続サヨナラ本塁打という大活躍。その時緒方監督が、鈴木誠也選手が「神がかっている」ということを今の若者の言葉を引用し「神っている」とコメントし大きな話題となりました。現在は鈴木誠也選手を象徴する表現として、カープファンやメディアで多く使われてます。実際神ってると思いますし、ヤクルト山田と同じく「自分が応援している球団にこんな選手いたらなぁ」なんて思う選手です。
これからの期待、目指すはトリプルスリー
現在の、鈴木誠也選手の成績を見ると、SB柳田悠岐選手やヤクルトの山田哲人選手が達成したトリプルスリーも、来年は射程範囲と言えるのではないでしょうか。今シーズはトリプルスリーの達成は厳しいまでも、打率.300以上・本塁打30本・打点100が可能範囲と驚異的成績です。
クライマックスシーズンもそろそろ始まります。
広島カープとしてはマジックが0になるまでは気が引けない状況であると言えます。過去にもジャイアンツとはゲーム差が10以上開いていたのが、あれよあれよという間に縮まり最終的には逆転されたメイクドラマという苦い経験がります。今年は圧倒的にカープ強いので奇跡は起きませんが。
最後に、鈴木誠也には前田智徳背番号1を引き継ぎ生涯カープ一筋で頑張ってほしい!これからの活躍にも多いに期待です!