(広島)岡田明丈投手は今シーズン注目の選手となるか!!

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プロ野球も開幕し、1ヶ月になろうとしています。
セ・リーグは昨年の勢いをそのままに広島が調子が良く、少し独走気味になりつつあります。
その広島の勢いを牽引しているのは投手陣と打撃陣の調子の良さですが、なかでも今シーズンの注目の選手は岡田明丈選手です。
東京都練馬区出身の岡田選手は、大阪商業大学高校へ進学し、投手として活躍しました。甲子園出場の経験はありませんが、高校時代に球速140キロをマークし、注目されました。
その後、大阪商業大学へ進学した後は登板機会が少なく、成績もいまいちパッとしない状況ではありましたが、4年生の春のリーグ戦では、6勝負けなし、防御率2.17という成績を残しました。さらに、秋のリーグ戦でも6勝負けなし、防御率は春のシーズンよりも改善し、1.00という成績を残し、大阪商業大学が所属する関西6大学秋季リーグ戦の優勝に貢献し、岡田選手自身も最優秀投手賞を受賞しました。リーグ戦の通算成績は15勝3敗で、4年生のシーズンでその80%の勝利を得たことになります。

この成績が広島のスカウトの目にとまり、2015年のドラフト会議で広島が1位指名をし、契約金1億円、年俸1,500万円で契約をしました。
2016年のシーズンは18試合に登板しましたが、そのうち先発は15試合に登板し、通算成績は4勝3敗、完投1、防御率は3.02というまずまずの成績に終わりました。
その後のシーズンオフでは自主トレ、キャンプを通じて体力と筋力をつけました。広島の秋季キャンプやシーズン前のキャンプは練習が厳しいことで有名ですが、その甲斐あって、2017年の今シーズンは3試合に登板し、すでに2勝をあげています。さらに、2017年4月15日の甲子園での阪神戦では、プロ初の9回を投げ切っての完投勝利を得ました。2016年のシーズンでも完投の記録がありますが、降雨コールドゲームによる5回1失点完投ということで、自身の勝ち星につなげた完投は4月15日の阪神戦が初となります。

岡田投手の特徴は常時140キロ台をマークする速球と、多彩な変化球です。変化球はスライダーやカーブ、フォーク、チェンジアップ、シュートの5種類を投げます。
先日完投勝利をした阪神戦は序盤の4回までに相手のエラー等で7点の大量得点をえて、優位に立ちましたが、その優位さを勢いに変えての岡田投手のピッチングは圧巻でした。9回まで阪神を4安打に抑え、失点は5回の1点のみで、危なげないピッチングでした。速球とコントロールの良さなど頭脳的なピッチングは、昨シーズン引退をした黒田博樹投手を彷彿させるような感じがあります。
背番号も以前広島に所属し、フリーエージェント制度でジャイアンツに移籍した大竹寛投手が背負っていた17で、広島のフロントからの期待が大きく込められているのも間違えありません。
まだシーズンは始まったばかりで、岡田投手自身も3試合のみの登板ではありますが、昨シーズンと比べて速球の威力が増し、すでに三振数は20と、昨シーズンの60に迫っています。ただ防御率は2017年4月15日現在で3.38と、阪神戦の完投勝利前の自責点が大きかったこともありますが、次第に本来のピッチングになることと思います。
この勢いで先発ローテーションを守っていくことができれば、岡田投手のシーズン2桁勝利は現実になると思います。
黒田投手の穴を埋める若手のホープがここにきて現れたと言っても過言ではないと思います。
広島の投手陣はこの岡田投手をはじめ、先発の柱が整っていますので、昨シーズンの勢いをそのままに、広島が4月、5月に攻勢をかけることができれば、1歩広島が混戦のセ・リーグを抜け出す可能性は高いです。

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