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2016年シーズン、悲願の日本一を果たした北海道日本ハムファイターズ。
注目選手と言えばやはり投手とDHでベストナインに名を連ねた二刀流大谷翔平や、侍ジャパンの4番中田翔らでしょう。
しかし忘れてはならないのが、ファイターズ不動の2番打者中島卓也の存在です。
彼はプロ入り以来どころか野球人生で一度も本塁打を放ったことがないほど非力な選手ですが、選球眼とファウルを打つ技術で来季年俸は1億円に到達しています。
順風満帆な中島選手ですが、今後もプロ野球の世界で生き残ることができるのでしょうか。
プレイスタイルと試合時間の関係
まず懸念されるのがプロ野球が試合時間の短縮を目指していることです。
プロ野球は平均試合時間が3時間を超えるなど他のスポーツに比べて圧倒的に試合時間の長いスポーツです。
しかし中島選手の持ち味は、くさい球をすべてファウルにして失投や四球を狙うスタイル、試合時間をどんどん長くしてしまう選手なのです。
相手投手の肩を消耗させる上に「遅延行為」と悪く捉えてしまう他球団ファンがいるのも事実です。
もしかすると将来的にはファウルに対して何らかの罰則が設けられることになるかもしれません。
更に小兵ならではの戦い方を見せるにしても今季は115安打と、143試合に出場したレギュラーにしては寂しい数字です。
ファウル打ちをはじめ、守備や犠打を持ち味にする中島選手とは言え、強打の内野手がチーム内で出てくれば立場を危ぶめることになるのではないでしょうか。
中島選手が来季以降レギュラーの座を確かなものにする要素は、積極的な打撃でしょう。
他球団の選手が「中島はファウルで粘ってくる」とイメージしているところで初球を振り抜くスタイルに切り替えます。
これで不用意にカウントを悪くすることもありません。
追い込まれた時には得意技のファウル打ちを解禁するのです。
超一級のファウル打ちという保険を持った強打者となれば、大谷や中田にも負けないスーパースターへとなっていくことでしょう。
ぜひ今後に期待したいです!