※ソフトバンクに3位指名されました!
2016年春・夏の甲子園を盛り上げた秀岳館のキャプテン九鬼隆平。U-18でも扇の要としてアジア優勝に大きく貢献した彼の魅力・能力は何かたっぷりご紹介。
まずは簡単にプロフィールを
九鬼 隆平
1998年9月5日生まれ18歳
大阪府枚方市出身
181cm82kg
捕手(右投、右打)
甲子園でも優勝候補として注目されていた秀学館ですが、メンバーに地元熊本県民が一人もいないというのも度々批判に近い形で話題になっていました。私個人の意見としては甲子園を目指して県外に行くことは決して悪いことだとは思いません。
いきなり余談ですが、選抜で木更津総合の好投手早川からレフトスタンドへ放り込んだ大阪桐蔭の吉澤は夏甲子園に出れませんでした(大阪代表は寺島率いる履正社)。 この吉澤実は中学時代九鬼と同じチームでプレイしています。高校は共に強豪校に進みましたが、甲子園春夏ベスト4と夏予選敗退では甲子園を目指して県外に行く選択は絶対正しいとまでは言えないが、不正解ではないように思える。
経歴
蹉跎西小学校5年生の時に野球を始め、枚方香里フェニックスに所属をしていた。それまではバレーやサッカーなどをしていたようだ。小学校の頃から捕手をやっていて6年生の頃にはオリックス・バッファローズJr.に選ばれた。プロのJr.チームを経験し後にプロで活躍している選手がたくさんいて最近度々話題になっている。西武森や楽天松井裕樹・オコエ瑠偉なんかもそうである。
中学校では、地元の蹉跎中学校に入学をし、「オール枚方ボーイズ」に所属、3年生の時に全国5冠を達成し中学野球界では伝説のチームとまで言われている。この時のメンバーがほぼそのまま秀岳館へ進学しているというのは非常に面白い。上にも書いたが4番打者の吉澤は大阪桐蔭へ。
何故わざわざ熊本県の秀岳館なのかというと、オール枚方ボーイズの鍛治舎監督が秀岳館の野球部監督に就任することとなり、他のメンバーと共に一緒に連れて行ったのである。
また、父親は元松下電器のキャッチャーで母親は元東洋紡バレー部のセッターということで運動能力・身体能力を譲り受けている。親子関係もとても良いようで、「まだまだ父には遠く及ばない」とインタビューに答えており、尊敬する父を目指して頑張っていることが伺える。
高校での活躍そしてプロへの期待
2年の秋には正捕手の座をつかんだ。主将4番としてチームの中心選手となった。県大会V、九州大会初Vを達成した。合計11試合で打率.511という記録を残し大活躍をした。
3年では主将となり、チームを引っ張る大事な役割を果たしたが、実は以前はリーダーのようなタイプではなかったそうだが、主将を任されたことで自覚がでてきたとのことであった。リーダーというポジションについても父から多くを教わったそうで、しっかり教育を受けている仲の良い家族であることがわかる。
2塁送球タイム
秋の神宮大会で2塁へ1.82秒、1.92秒、1.82秒と持ち前の肩の強さを見せた。ただ九鬼はイップスであるという噂をよく耳にする。イップスとは近い距離や大事場面でしっかり球を投げることができない症状で、技術不足や精神的な弱さが原因等色々言われており程度も様々である。生で何試合か秀岳館の試合を見た印象では、もしイップスだったとしてもそこまで重度ではないのかなと思います。またまた余談になりますが、中日桂捕手の動画を見たことあるのですがこれぞイップスって感じでした。現在は克服して1軍で活躍していて応援している選手の一人です。
まとめとして今後の期待・課題
見どころとしてはやはり強肩である。二塁走塁タイムが1.8秒台というとても大きな記録を持っている。プロの世界でも2秒以下であれば「強肩」と呼ばれているため、九鬼選手の強肩はすでにプロレベルであるということ。U-18の試合で作新学院今井の球を受けている時にミットが少し下がっていると感じたのでプロでは更なるキャッチング力向上も課題でしょう。
そしてもう一つプロで活躍するには打撃力が大きな課題になりそうだ。高校レベルでは強打である九鬼だが、木製バットへの適応・プロの球のキレこの2点に苦しむだろう。しかしそれは高卒なら誰でもぶつかる壁。そこを乗り越えてロッテ田村のような早くから活躍できる捕手になってほしい!
コメント
[…] ァンが知っている通りですが、現在の秀岳館監督・鍛治舎巧氏の元で中学5冠という史上初の偉業を達成した時のオール枚方のメンバーが松尾や九鬼隆平他多数、秀岳館に入学しました。 […]
[…] ァンが知っている通りですが、現在の秀岳館監督・鍛治舎巧氏の元で中学5冠という史上初の偉業を達成した時のオール枚方のメンバーが松尾や九鬼隆平他多数、秀岳館に入学しました。 […]